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もう既に知っている人も多いかも知れませんが、4月からは販売する商品の値段の表記がすべて税込み価格に変更になります。
4月から商品に記載されている値段の表記が税込み価格になると、特に書籍は絶版本が増える可能性が高くなってくるのをご存じでしょうか?
今回は、4月から義務化される税込み表記と書籍の関係について見ていきますので、ぜひ参考にされてください!
税込み表記の義務化と現状
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今は、特にスーパーなどに行くと販売されている商品の値札が2段表記になっていて、上段が税抜き価格で下段に税込み価格が表示されている所が多い気がします。
この値段表記を税込み価格に統一して、買い物の際の消費税込みになった時の正式な金額を分かりやすくして行くのです。
既に3月上旬から独自に税込み価格の表記にして行っている店も増えているので、もう税込み価格で買い物をした経験のある人も増えていると思いますが、それを4月からは日本全国で一斉に開始する様になる訳です。
この時、商品のパッケージに値段を記載している商品の場合は、値段がまだ税抜き価格で表記されている場合は新しいパッケージを印刷した商品に入れ替えなければならなくなるので、新しいパッケージ印刷をするコストがかかってしまう難があるのですが、食品業界の場合は日々食料品は消費されやすい傾向にある商品と言う事でパッケージの刷新をする会社が多いでしょう。
特に書籍は絶版本が増える可能性がある
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一方で、これが書籍になると印刷を面倒がって消費税抜き価格の表紙の印刷までで絶版する作品も出てくるかもしれません。
今人気で連載中の漫画や小説の単行本の場合は、税込み価格の新装丁を印刷した本に徐々に入れ替えて行く事になると思いますが、既に連載が終わって全何巻かと言う状態になっている本の場合は、今刊行されている分の本が最終版になる可能性が非常に高いのです。
なので、連載が終了して単行本も全巻出揃っている作品でまだ買っていない欲しい作品があると言う人は、なるべく3月中に買ってしまうか書店にしつこく注文を入れてみて欲しいですね。
書店に全巻セットが置いていない場合が多いので、書店に注文やお問い合わせをして出版会社に連絡がたくさん行くようになると、絶版しないで新装丁を印刷してくれる可能性が高まるので是非やってみて欲しいですね。
また、昔の人気作品で何度か新装丁やサイズ変更の本が出ている場合は、特に最後に観光されたサイズがもう増刷される事無く静かに絶版して行くと思うので、早めに欲しい作品は入手して行ってみてください。
まだまだ連載中とか大人気作品の単行本などは、これから新装丁で販売する事により新しい絵柄やデザインの本になるので、前の装丁の本を持っていても新しく買い直す人も出て来たりすると思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回の税込み表記の義務化は、買い物をするときに消費者が消費税を含めた「商品の総額」を認識しやすくするためのもです。
なので、スーパーとかで何種類もの食品を購入する場合とかは、消費税を含めた合計の総額が計算しやすくなるので、消費者としてはメリットが大きいと思います。
ただ、その切り替えに伴って、柔軟に対応できる商売とそうではない商売があって、販売されている書籍などは柔軟に対応できない業界かもしれません。
そういったこともあって、とりあえず、昔に出版されたけどあまり人気が無かった作品の単行本や既に連載が終了している作品は、特に絶版して行くことが考えられるので、欲しい本があると言う人は早めに購入した方が良いかもしれません。