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冬になると、新型コロナウィルスの感染拡大に加えて、インフルエンザやノロウィルスなどの感染症も増えてきます。
今回は、ウィルスの種類を踏まえながら「酸性のアルコール消毒液」をご紹介していきますので、アルコールの濃度のみに関心がある方はぜひ参考にしてください。
まずはウィルスや細菌の種類について
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ウィルスや細菌は、脂質とタンパク質からできている膜を持つ「エンベロープウイルス」と膜を持たない「ノンエンベロープウイルス」に分類することが出来ます。
エンベロープウイルス
エンベロープウイルスは、脂質とタンパク質からできている膜を持つウィルスで、この膜はアルコールで破壊することができ、膜が壊れたウイルスは感染力が失われます。
エンベロープウイルスの代表的なウィルスは、「新型コロナウィルス」や「インフルエンザウイルス」などがあります。
ノンエンベロープウイルス
ノンエンベロープウイルスは、脂質とタンパク質からできている膜を持たないウィルスで、アルコールや熱に強くて感染力も強いと言われています。
ノンエンベロープウイルスの代表的なウィルスは、「ノロウイルス」や「ロタウイルス」などがあります。
酸性のアルコール消毒液とは
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酸性のアルコール消毒液とは、エタノールにリン酸を配合することでpHを酸性にしたアルコール消毒液のことで、従来のアルコール消毒では効きにくかったノンエンベロープウイルスを含む幅広いウイルスや細菌に効果があると言われています。
おもな酸性アルコール消毒液
サラヤハンドラボ
『サラヤハンドラボ』(スプレータイプ&ジェルタイプ)は、リン酸でphを酸性にした「酸性アルコール消毒液」で、アルコール濃度も新型コロナウィルスに有効な「高濃度アルコール80vol%」に加え、保湿成分(アラントイン)も配合されています。
手ピカジェルプラス
『手ピカジェルプラス』は、リン酸でphを酸性にした「酸性アルコール消毒液」で、アルコール濃度も新型コロナウィルスに有効な「高濃度アルコール76.9~81.4vol%」に加え、保湿成分(グリセリン・アラントイン・ミリスチン酸イソプロピルなど)も配合されています。
まとめ
いかがでしたか?
せっかくアルコール消毒液を使用するなら、できるだけ幅広いウィルスや細菌に効果があるほうが良いですよね。
上で紹介した酸性アルコール消毒液の「ハンドラボ」と「手ピカジェル」は、手荒れに配慮した潤い処方で手肌にもやさしい製品になっているので、ぜひ参考にしてみてください。