生活

ウレタンマスクは効果ない!?マスクの性能試験から見る素材別の評価

Top Photo by ami-ami / photoAC

新型コロナの感染対策に、皆さんも日常的にマスクを使っていることと思いますが、皆さんはどんなタイプのマスクを使っていますか?

今回は、理研(理化学研究所)が発表した「マスクの素材ごとのフィルター性能と通気性」のシュミレーション結果を踏まえ、「不織布マスク」「布マスク」「ウレタンマスク」について見ていきたいと思いますので、ぜひ参考にされてください!

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マスクの素材によって大きく変わる飛沫量

Photo by niaphotoworks / photoAC

理研・豊橋技術科学大・神戸大の研究チームは、「マスクの素材ごとのフィルター性能と通気性」を計測し、スーパーコンピュータ『富岳』によって、マスクを着用したときの飛沫量をマスクごとにシミュレーションしました。

マスクの素材別の飛沫量

吐き出し飛沫量吸い込み飛沫量
不織布マスク20%30%
布マスク18〜34%55~65%
ウレタンマスク50%60~70%

※出典:豊橋技術科学大のプレスリリース

このシュミレーション結果を見ると、やはり「不織布マスク」が飛沫防止に優れていることがわかりますね。

一方で、いまでは多くの人が使用している「ウレタンマスク」が、こんなにもスカスカだとは正直びっくりしてしまいました。

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マスクの素材別その特徴とメリット&デメリット

Photo by みふぃっくす / photoAC

不織布マスクの特徴

不織布マスクは、風邪やインフルエンザの予防をはじめ、花粉や黄砂などの粒子を吸引しないようにする為に、かなり目の詰まった不織布のフィルターが挟み込まれている構造になっているので、理研のシュミレーションが示す通り、布マスクやウレタンマスクよりもはるかに予防対策が出来るアイテムです。

ただ、不織布マスクは基本的に使い捨てなので、コスト面を重視するともったいない気がしますが、新型コロナの感染予防を第一に考えると、性能的にみて不織布マスクが優れていると言えます。

布マスクの特徴

布マスクは、ガーゼのような目の粗い布地の場合、予防効果が余り期待出来ない状態であると認識した方が良いかもしれません。

なので、目の詰まった生地で作られているものや、フィルターのような素材を間に挟める構造になっているものは、飛沫量を少なく抑えることができるので、布マスクについては、製品によって性能に大きな差が出てきます。

布マスクは、洗濯して繰り返し使えるのは、経済的には大きなメリットになります。

ウレタンマスクの特徴

ウレタンマスクのメリットは、色や形状といったデザイン性と呼吸のしやすさですよね。

でも、理研のシュミレーションが示すように、飛沫の防止効果はあまり期待できないと思ったほうが良さそうなので、人と接する機会の少ないときや野外で運動(ジョギングやウォーキング)をするときなど、その状況に合わせて使用するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、マスクの素材別の性能&特徴をご紹介しましたが、新型コロナの感染予防を第一に考えるなら、飛沫をしっかり押さえることのできる「不織布マスク」を使用したほうが良さそうですね。

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